5月19日(土)、20日(日)に、第8回野生サクラ草サミットが小岩井農場を会場に開催されました。
主催は県内のサクラソウの保護増殖に取り組む野生サクラ草ネットワーク(環境ボランティアグループ)です。
19日午前中の観察会は約110名の参加がありました。天気は晴れ。最高の条件。
開会式で挨拶をするまきば園支配人。

大型バス2台で移動。森の中を歩いて観察地へ入りました。
ミズバショウの大きな葉が茂る湿地。

サクラソウを前に説明を聞く参加者。

約1ヘクタールの広さの川沿いの湿地ににサクラソウが咲いています。
広い!との声が ・・・

沼返牧草地をバックに観察会に参加した皆様。今回だけの保護地の限定公開でした。

午後は小岩井農場まきば園で昼食をとりながら懇談。
実践交流会と講演会を行いました。
アドバイザーの本城正憲先生が「岩手山とサクラソウ」と題して分りやすい解説をしてくださいました。

講演会では、岩手県立博物館の鈴木まほろ先生から「岩手山麓の湿地と水辺の植物」と題してお話をいただきました。
春子谷地湿原の成因やそこに自生する植物などを写真や標本を交えて分りやすく説明してくださいました。

午後の部の記念撮影。(時間の都合で途中でお帰りになった方々もいらっしゃいました。)

翌日の20日は、徒歩で移動して、また別な自生地を観察しました。
さらに天気が良くなり快晴!
自生地に到着するなり、トラマルハナバチの女王蜂がサクラソウの吸蜜をしていました。
めったにない幸運に一同感激!

さっそく本城先生の説明を聞く参加者。

サクラソウの花を観察。めしべやおしべの長さの違いや ・・・・

ザゼンソウの葉の間から顔を出すサクラソウ。ほんとうに可憐です!

矢取森牧草地をバックに野生サクラ草サミット最後の企画の記念撮影。

今回の野生サクラ草サミットには、これまで最高の延べ約200人ほどの参加がありました。
27日(日)まで、小岩井農場まきば園ではネイチャーウォーク「野生サクラソウ魅力満喫」を開催しています。
満開のサクラソウを是非お楽しみください。
(齊藤)