企画展『時空をこえる本の旅』~東洋文庫の世界展~開催中
2014/10/28 11:45
好評につき会期延長!
『東洋文庫から妖怪たちがやってきた!江戸の妖怪図鑑を大公開!!』開催中!
現在、企画展『時空をこえる本の旅』~東洋文庫の世界展~を開催中です。
また、特別企画として、東洋文庫所蔵の『絵本百物語』から、江戸の妖怪たちをご紹介する期間限定の企画展(1月31日~2月8日)を開催いたしましたが、好評につき会期を延長して開催いたしますのでご来園の際は、ぜひ、ご覧ください。
東洋文庫とは、東洋学の研究図書館です。三菱第三代当主岩崎久彌が1924年に設立した、東洋分野での日本最古・最大の研究図書館であり、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられております。
普段は私たちの生活にあまり関わりのないように思える国宝や重要文化財、昔の本や浮世絵などに親しみを感じていただけるような展示となっています。
子供たち向けに分かりやすくまとめた説明パネルもありますので、どうぞお気軽にお越しください。
【開催期間】 2014年11月8日(土)~2015年5月31日(日)
【入館料金】 大人480円・子供240円
【休 館 日】 2015年2月23日(月)~2月28日(土)、4月9日(木)
【主 催】 公益財団法人 東洋文庫/小岩井農牧(株)
【本展のみどころ】
では、会場に入ってみましょう!
※展示品はすべて影印本(精密複製)です。
会場の建物に入るとまず目に入るのが、東洋文庫生みの親、岩崎久彌(いわさきひさや)です。
右上奥に写っている3人は小岩井農場の創業者、左から小野義眞、岩崎彌之助、井上勝です。
東洋文庫が誕生した経緯をご説明しています。
岩崎久彌の右側奥には展示室への入口とパネル展示、左側にはオリジナルグッズショップがあります。
かの有名な、マルコポーロ「東方見聞録」も展示!
右下にもさりげなく、蒙古襲来絵詞もあります。
歴史の教科書で見たことありますよね!
この絵も、教科書で絶対見たことあるはず!
アヘン戦争図です。
こちらは、かの有名な「浦島太郎」の物語絵巻。
この絵巻に描かれているお話は、私たちが知っているのとだいぶ違います!
読み比べてみてください。面白いですよ!
浮世絵も展示しています。
これは葛飾北斎によるもの。
東洋文庫は浮世絵の保存状態が良いことも特徴なんだそうです。
この他にも、見どころたくさん!
・国宝や文化財を多数展示
司馬遷の『史記』や平安時代の巻物、キリシタン版の書物など、文化財指定品を一挙にご覧いただきます
・巻物の全容を公開
2メートル以上ある、ペリー来航時のことを描いた巻物は圧巻です!
・浮世絵の展示
喜多川歌麿の晩年の名作『御殿山の花見駕籠』など、豪華な作品をご覧にいれます
・東北に身近で貴重な資料たちを展示
伊達政宗がヨーロッパに派遣した使節の記録や、黄金の国でおなじみの『東方見聞録』など。
『東方見聞録』がなぜ東北と関係があるのか?それは見てのお楽しみです!
オリジナルグッズも充実しています。
絵葉書やポスター、しおりや便せん、図説も美しくて立派です。
こちらも合わせてぜひどうぞ!
書物などの展示というと、ちょっと堅苦しい印象を受ける方もいらっしゃると思いますが、じつは私たちに馴染み深い物も多く、興味深い展示になっています。
ぜひ、いらしてみてくださいね!