小岩井農場の挑戦

農林畜産の長年の取り組みで培った技術を基盤に、時代のニーズに応えていく…。環境との共生、「安全・安心・素性明らかプラス質の高さ」を基礎とした小岩井農場の新たな挑戦について紹介します。

環境との共生

自然と共存する技術

120余年にわたる生産農場としての歴史の中で、小岩井農場は、一貫して自然との共存を図ってきました。例えば、小岩井農場の面積の2/3を占める森林は、人工的に作られた植林地です。100を超えるエリアそれぞれに適した樹を植え、計画的な間伐、枝打ちを休むことなく続けることで、樹木資源を減少させることなく活用できる山林を維持してきたのです。現在、小岩井農場の森の中では、オオタカ、ハヤブサ、フクロウといった猛禽類、ツキノワグマを頂点とする多様な生態系を確認することができます。この豊かな自然環境を創出してきた小岩井農場の技術は、今さまざまな分野で活用されています。

人工的に創られた小岩井農場の森林

環境緑化エンジニアリング

環境対応が地球的規模で改善を求められている中で、小岩井農場で培ってきた技術をベースに、都市空間においても人と共生する新しい自然の形を創り上げ、環境の維持・復元・改善・創造を図る環境緑化エンジニアリング事業を積極的に展開しています。都市部のヒートアイランド現象に対する対策となる人工地盤緑化技術をはじめ、河川や水路などの水辺の環境保全を担う水辺緑化技術、湿地による水質浄化機能を応用した人工湿地システムなど、環境問題に対応するさまざまな環境緑化技術を開発しています。

人工地盤緑化技術

バイオマス技術

森林バイオマスはカーボンニュートラルという観点から、そのエネルギー利用が注目されています。小岩井農場では、主として未利用の木質系資源に関し、地域と一体になった安定供給と活用に向けて、岩手県や岩手・木質バイオマス研究会、関係機関と協力して調査研究を行なっています。農場内のバイオマス発電・堆肥化プラントでは、農場内の家畜排泄物や食品工場の加工残滓から得られるメタンガスを利用した発電が行われ、その電気は農場内の各施設で利用されています。発電する工程で出てくる液肥や堆肥は耕地に還元することで、持続型・循環型農業を実践しています。

バイオマス発電・堆肥化プラント

環境教育

「小岩井農場エコファーミングスクール」は、小岩井農場の自然の素晴らしさを体感いただく中で、環境保全の大切さに気づき、環境への理解と関心を深めていただくためのプログラムです。「ツアープログラム」と「団体向けプログラム」を設け、それぞれに趣向を凝らしたプログラムをご用意しています。自然と戯れ楽しく遊ぶ、環境保全についての専門的な知識を学ぶなど、幅広いプログラムがお選びいただけます。

エコファーミングスクール

ツアープログラム
四季折々の自然を体験するコースや小岩井農場の歴史を楽しみながら学ぶコースなどをご用意しています。多様な生態系を育んでいる小岩井農場の自然や宮澤賢治の作品にも登場する明治期からの歴史的建造物などをバスツアーやウォーキングで探訪。自然の素晴らしさや大切さが実感でき、どなたにも気軽にご参加いただけます。
団体向けプログラム
持続型・循環型農業を実践してきた小岩井農場の事業運営の実績やノウハウをご紹介するコースです。120年にわたる農林畜産の生産活動を通じての環境共生への取り組みなど、「小岩井農場型」環境保全やその意義を専門職員と共に見学・学習します。環境問題に興味をお持ちの方だけでなく企業や学校向けのプログラムとして、多くの皆さまにご参加いただいています。

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環境との共生
安全・安心・素性明らかプラス質の高さ
進歩・チャレンジする農場を目指して